2019 風の太鼓〜「インドラの網(宮澤賢治作)」より

 

いつの間にかすっかり夜になってそらはまるですきとおっていました。
素敵に灼きをかけられてよく磨かれた鋼鉄製の天の野原に銀河の水は音なく流れ、
綱玉の小砂利も光り岸の砂も一つぶずつ数えられたのです。
(宮澤賢治「インドラの網」より)

作曲家と演奏家による組太鼓・新作公演vol.1
New Taiko performance by Composer and Musician vol.1
風の太鼓〜「インドラの網(宮澤賢治原作)」より
【DAY】2019年11月2日(土)
【PLACE 】新長田ピフレホール PIFURE HALL(神戸市)
【チケット発売 Tickets on sale】
先行発売2019.4.1〜
一般発売2019.6.1〜

●同時上演:「みずほの国の米のウタ」

【作曲】高橋久美子
【出演】足立七海
【ゲスト出演】中村華子(笙)・あかる潤(篠笛・能管・龍笛)作曲家・詳細については、しばらくお待ち下さいませ。


中村華子(笙)

国立音楽大学音楽学学科卒業。笙を宮田まゆみ、多忠輝、楽琵琶を中村かほる、雅楽合奏を芝祐靖の各氏に師事。2001年より伶楽舎メンバー。2006年度文化庁新進芸術家国内研修員。「伶楽舎」メンバーとして国立劇場公演や小中学校公演、海外公演などに参加する他、中村仁美(篳篥)・中村香奈子(笛)との「雅楽三昧 中村さんち」、三浦礼美・田島和枝との笙トリオ「Shogirls」などのユニットを結成し、雅楽の魅力を伝える活動を行っている。
雅楽以外の楽器や他ジャンルの芸術とのコラボレーションの機会も国内外で年々増えている。2011年には「笙とピアノ・映像の融合」(ピアノ:朝川万里)と題したコンサートに出演、気鋭のアーティストたち(楜沢順、中西宣人、エレイン・トマツィ・フレイタス)の創る映像とのコラボレーションに挑戦した。2015年4月には初演(2014年)も手掛けた笙とエレクトロニクスのための伊藤美由紀作曲「不滅の光」の中国初演を成都の四川音楽院で行った他、同年10月カナダのグラン・バレエ・ド・モントリオールのバレエ公演「輝夜姫」に田渕勝彦(篳篥)、角田眞美(龍笛)とともに参加。同作品は、雅楽楽器(笙・篳篥・龍笛)と打楽器による石井眞木の独特の音楽と、巨匠イリ・キリアン振付による現代バレエの傑作で、モントリオールでもその音楽が大きな話題となった。2017年12月には、自らのプロデュースで笙・龍笛・三味線・箏の奏者によるコンサート「はなみやび」を開催。古典と新作を含む現代作品の工夫をこらしたプログラムで、日本楽器の新しい魅力を引き出した。2018年9月には、2001年に創設され現在アジアのトップクラスのアンサンブルとして活躍する韓国のEnsemble TIMFの招きでソウルに赴き、細川俊夫作曲「Landscape V」、藤倉大作曲「Breathing Tides」をTIMFメンバーと共演した。

あかる潤(篠笛・能管・龍笛)
学習院大学文学部史学科卒業。
東京藝術大学音楽部別科邦楽囃子専攻。

NHK邦楽技能者育成会50期卒業。助六太鼓笛講師。
日本音楽集団、アンサンブル室町所属。雅楽、田楽笛を経て、長唄の竹笛、能管を研鑽。作曲家弘田龍太郎(「浜千鳥」「春よ来い」等)は曽祖父。近年はドイツ、ベトナム、ジョージア、アメリカ、フィリピン、ギリシャなど海外公演にも参加。また、スタジオジブリ「かぐや姫の物語」、NHKFM青春ラジオドラマ「夜霧姫」、映画「輪違屋糸里」主題歌、テレビドラマ「浅見光彦シリーズ平家物語殺人事件」などメディア音源にミュージシャンとして参加している。

足立七海(組太鼓)
兵庫県出身。10代で組太鼓のルーツを探して単身で日本各地を行脚。長野県にて諏訪大社太々神楽・御諏訪太鼓をまなび、創始者に出会い内弟子に入る。国内はじめアメリカ・フランス・インドネシアなど世界各国での巡演生活を経て独立。民謡や和楽器の世界に入り、作家・早坂暁氏率いる女性和楽器集団や、民謡歌手・木津茂理氏の民謡ユニットの一員として各地を巡演。同時に日本の音楽専門誌や教科書ワークブックなどに和太鼓記事を執筆。2010年、日本各地の郷土芸能が消えている姿を知り、民族音楽学者、雑誌編集者らのバックアップのもと写真家、クリエイターらと共に記録プロジェクトを企画。兵庫県に拠点を移し、山と田畑に囲まれた地で、芸能継承者、学校や地域団体などと手を携えて文化で町づくりをおこなう手法を探る「郷音舎」「さとおと太鼓研究会・教室」を創設。「文化庁子どものための優れた舞台芸術体験事業」を始めJICA事業、自治体事業など多くの事業の作曲・構成・演奏などを担当するほか、自身のプロジェクトとして、屏風絵や古文書にのこる音世界の再現、映像、写真、絵画、光など視覚的な要素を取り入れた舞台や、各地で発掘された楽器の遺跡研究からの音楽制作など、日本の太鼓を通して、ジャンル、国籍、時代を次々と超えて新しい世界に挑戦し続けている。
2010年より、音楽のルーツの一つである人間の身体のリズムに着目し、日本各地の作業唄、労働歌を調べながら、実際の作業を体験してリズムを抽出した独自の組太鼓音楽の作品制作を開始。2018年には、イギリスの芸術学校やアートカレッジで日本の米、見立ての文化を取り入れたアートワークショップや公演を行う。2019年、舞台作品としてまとめた「みずほの国の米のウタ」を発表予定。