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今日は畑に霜がおりました。
大根を何らかの動物に食べられかけて、大急ぎで残りの大根を収穫して、干してみようと思い立ちました。

さて、グレゴリオ暦の新年を迎えた稽古場は、昨日より稽古が始まりました。

今年の表現テーマは、ずばり「時間」です。
1年かけて時間について考察します。
時間とは何なのか。時間と関わるものは、次元、重力、天体、音楽、、、
様々ありますが、ふんわりとした概念ではなく、しっかりとした理解に基づく表現をしたくて、
この年末年始には、稽古場で課題図書(笑)を全員で読みました。
早速、表現シーンに対して、「一番、想像できないシーンだった」という意見が寄せられました。

表現素材に関しては、
作曲家に新作を委嘱するシリーズに対しては5年分、
太鼓舞に関しては7作分、
自作曲については100作以上、
仕事唄シリーズは農業、漁業、などなどの日本の仕事分(笑)

とにかく、テーマは膨大にあります。
あまりに膨大なため、一昨年前頃より、稽古場を二つのグループに分けて、
熟練者に武陣太鼓、郷音舎の二つの代表となってもらい、率いてもらうことにしました。
任された方もかなり大変だとは思うのですが、技術も言語も表現のために存在するというのが私の持論なので、最終的には全員が自分だけの命を表現してくれたら嬉しいなと思います。

武陣太鼓は、土地の歴史を掘り起こしてストーリーを音で表現していく。
そして、地域の世代を音で結んでいく試みです。
すでに10年間、継続し、100人近い打ち手が太鼓を通して繋がってきました。
この活動の結果は、全て50年後くらいに出ると想定していて、それを見るのが楽しみです!

今は、三木城の合戦を描いた「出陣」、淡河城の城主を描いた「車菱」に続いて、新しい代表者が3作目を形にしています。
今年にはおそらく仕上がり、来年、全作を続いてお披露目できたら良いですね。

一方、郷音舎は、2019年に発表した「みずほの国の米のうた」に続いて、淡路島の教室で島の曲や海の曲を掘り起こし始めたので、郷、海、山と3つの区分に分けることにし、郷音舎は、農家にまつわる曲を限定して次作に取り組み始めました。
今年は、機織りと酒造り。
どちらも農家の農閑期に行っていた仕事のため、農業から比較的、辿りやすいルートなのです。
機織りに関しては、兵庫県の播州織、丹波布の伝承者さん、淡路島、徳島や八丈島の黄八丈、博多の博多織、沖縄の織物、と、どこに行っても織物体験をして、織物をしている方に話を聞いて回った結果、ハタを織りながら歌うなんて無理!と全員に言われてしまう、という実体験をして(特に力仕事の博多織※帯などに使われる)じゃあ、いったいどこで歌っていたんだろう、と、次は糸を染めるところから、糸つむぎ、機織り、そして衣装に仕立てるまでをやろうという話になりました。

そんな中、昨日の初稽古では、基礎となる日本各地の民謡研究を終え、いよいよ仕事唄の次作品作りがスタートします。

そして、全員が集う教室では、最初に述べた「時間」の表現に取り組むため、まずは既存の現代曲2作品に取り組む予備訓練を昨年中に終え、今年から、テーマ作品の演出について考えながら、身体的な訓練にも入りました。
身体的な訓練は、熟練した指導者と場所と時間があれば可能ですが、表現という域に入ってくると、体だけではなく、精神的な部分が大きく関わってきます。
そこで稽古場では昨年から瞑想を取り入れたり、世界中の叡智の勉強も取り入れました。
「時間」「次元」となると、全ての最小単位は素粒子という考えから、「超弦理論」「超ひも理論」と理論が展開してきた考え方のルートなども参考になります。

そこで、それらの理論と伝統文化や様々な哲学、宗教の中での概念、また医療の中で精神科医の方々がこれまでに世の中に対して述べた概念などを全て比較して、真理を探る、という試みを全員でやっていこうと考え始めました。

作曲家に作品を委嘱するシリーズは、日本の伝統的な譜面などや口唱歌などは使わず、五線譜を中心に訓練をします。
もちろん、これからは五線譜だけでなく、インドの楽譜とか、モンゴルの楽譜とか、絵とか、計算式になる可能性もあるかもしれません。

私自身は、大根を干して、魚釣りをして、機織りまでするのかと思うととっても楽しみですが、その前には、山の音を形にするために、イノシシを追うという仕事も頂いたりして、魚釣りなんて、まだまだ序の口。
ちなみに、魚をさばくこともいつの間にか、やっていたことに気付いた今日この頃。

求めれば与えられるものですね。

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