BLOG

版画家・菅原はじめさんメッセージ~「風の太鼓」11月神戸初演3

更新日:

 

 

 

 

版画家:菅原はじめ

本作品のテーマとさせて頂いた印象的な版画。
稽古場に飾ってある原画には、「銀河鉄道の夜 四次元」と記載されています。
実はこの作品とは宮沢賢治氏が見聞きされていた風土を取材に花巻に滞在時に偶然に出会い、その瞬間にひきこまれて、菅原さんご本人から譲って頂き、今回の作品のテーマとしても遣わせて頂くお願いをしました。はじめさんにメッセージをいただきました。

 

「宮沢賢治氏への思い」

賢治作品は手元にありましたが、熱心に読んでいた訳ではありませんでした。
私には23歳の時に出会った師匠がいまして、井堂雅夫といいます。
京都に木版画の版元と工房、ギャラリーをもつ美術家です。
終戦直後、満洲から引きあげて、母方の縁のあった岩手県盛岡市に身を寄せ、中学までを過ごします。
その後父方の都合で京都へ移り、染色の道へ進みながら途中、木版画に出会い創作活動に入っていきました。50歳を過ぎたころ、花巻にアトリエを構えます。200年前の民家を少しずつ改築して、幼少時を過ごした故郷、岩手の風景の中での創作を始めます。花巻を選んだのは、賢治さんがやろうとしていた農民芸術や羅須地人協会のような活動を、今の時代に再現することを試みるためでした。根底には、賢治さんの作品の核となっていると言われている「農民芸術概論鋼要」があります。音楽でも絵でも食べ物でも家でも、ものづくりをしていると、必ず、宗教や宇宙にたどりつきます。そこに近づくと、賢治さんの存在にぶち当たるわけです。
私は、師匠に出会い、木版画に出会い、改めて賢治さんの作品を読むことになりました。
俳句、短歌、物語にわたって沢山の作品がありますが、なんとなく同じ作品を何度も読み返すことが多いです。
たまたま現在お世話になっている職場が「林風舎」といって、賢治さんの弟、清六さんの孫にあたる宮沢和樹さんがオーナーの店です。家族の方々と触れ合う機会に思うのが、賢治さんは面白くて、人を楽しませることが好きで、毎日一生懸命生きた人だったんだろうな、と思います。賢治宇宙は広大すぎて、言い表す言葉が見つかりません。

「題材を選ぶ瞬間は、どのような気持ち?インスピレーション?引き寄せられている?その瞬間がわかれば教えてください」

賢治さん作品は、ピンと来るもの、来ないもの、?なもの、化学や地質学、鉱石の知識があると解りやすいものがあると思います。読んでいて情景が浮かぶもの、涙が出てきたもの、笑ったもの、読み返すものは、作品にしてみたいと思っています。作品にすると、「こうじゃないんだよな~・・・」と力不足を実感し、また読み返すことになります。

「どんな境地を目指していらっしゃるか?」

もの凄い質問ですね!
木口木版画では、だんだんに曼荼羅を作ってみたいのです。油絵は、夢で見る景色を描いています。昔からいろんな夢を見るので、簡単なメモを残してあるのですが、それを絵に描きつけていきたいと思います。夢の意味は分かりませんが、もしかして、私の絵を見て、同じ風景を見たことがある人がいたら、面白いです。「はてしのない物語」のミンロウド坑のように。
あまり人に迷惑をかけず、恥をかきながら、創ることを続けていきたいと思います。

「菅原さんが長年、宮沢賢治氏に関わっていらっしゃって感じたことで人々に伝えたいメッセージなどあれば教えてください」

賢治作品を読むきっかけがあると、生きていく上で、役に立つ時があると思います。
世の中にあふれる物語は何でもそうだと思いますが。
作品中に出てくる風、光、水、音、匂いの表現を実感できる瞬間を生活の中に見つけられると、楽しいです。賢治さんが37年間生きた岩手県にはその風景があります。

はじめさん、素敵なメッセージをありがとうございました!

 

作曲家と演奏家による組太鼓新作公演vol.1

風の太鼓〜インドラの網(宮沢賢治)によせて
山本麻琴「阿修羅」(小口大八作曲)
「みずほの国の米のうた〜兵庫の作業唄より」(作:足立七海)

◆日時:2019年11月2日(土) 開場17:00 開演17:30
◆場所:新長田勤労市民センター別館・ピフレホール(兵庫県神戸市)
JR/新長田駅、神戸市営地下鉄/新長田駅より徒歩1分
山陽電鉄/西代駅から徒歩7分

◆出演:足立七海(太鼓・うた)・創作和楽団「郷音舎」
◆ゲスト出演:あかる潤(笛)・中村華子(笙)・山本麻琴(太鼓)

◆入場料:前売2500円/当日3000円/未就学児膝上無料

【チケットの発売場所】

●郷音舎(まとめてのお申し込み受付も致します)

1、メールフォームより

以下にお名前、お電話番号、メールアドレスとご希望枚数をそえてお申し込み下さい。
うまく入力できない場合、3日経っても返信がない場合は、おそれいりますが、
satoototaiko★gmail.com(★を@に変えてお送り下さい)か
080-6166-5519までご連絡下さい。

メールフォームはこちら

●イープラスでお申し込み
https://eplus.jp/sf/detail/3019200001-P0030001

クレジットカード、コンビニ/ATM(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン・ミニストップ、ペイジー対応ATM)でお支払い可能
受取方法 は、配送【宅配便】、セブン-イレブン、ファミリーマートが選べます。

 

 

-BLOG

Copyright© 七海Official website , 2019 All Rights Reserved.